化粧品
ロレアルとOpenAIが提携、ビューティー産業の「土台」をAIに
世界最大手の化粧品会社ロレアルが、ChatGPTのOpenAIと組んだ。VivaTech 2026で発表。研究・接客・販売までAIでまとめて回す、業界の土台づくりに乗り出す動き。出典:日本ロレアル公式発表(6.19)
山口の視点クリームチームマーケティング代表
世界一の化粧品会社がOpenAIと組んだ意味は「効率化」ではありません。研究開発から肌診断、接客、販売までAIを業界の土台に組み込む動きで、これから「AIで一人ひとりに合わせて提案する」のが当たり前になります。大事なのは、これを大手だけのものと考えて引かないこと。同じAIは今や小さなブランドでも安く使えます。だからまず取り入れる。そのうえで、AIには真似できない「あなたを分かってくれる人がいる」という関係性を重ねる。取り入れて、その上で人で差別化する。これが私たちの勝ち方です。
ポイント:AIで一人ひとりに合わせるのが業界の前提になる。中小こそ取り入れ、その上に人の関係性を重ねて差別化する。人かAIかの二択にしない。
化粧品
アイスタイル、体のデータから「あなたに合う」を導く新しい美容
@cosmeを運営するアイスタイルが、体のデータをもとに「あなたの状態に合う商品」を案内する仕組みを提示。口コミ頼みから、データで悩みに合わせる買い方への移行を示す。出典:週刊粧業(6.26)
山口の視点クリームチームマーケティング代表
ロレアルと同じ「データで一人ひとりに合わせる」流れが、@cosmeのような場でも始まりました。やることは難しくありません。自社サイトに簡単な質問やチェックの「診断」を置き、その人の肌悩みに「合う商品」と使い方を案内する。お客様は迷わず選べて、買う人も続ける人も増えます。ただし化粧品は薬機法で「効きます」と言い切れないので、診断結果は「効く」ではなく「あなたの肌に合う」「こう使うと良い」にとどめる。出した診断結果は、その後のステップメール(CRM)にもそのまま活かせます。
ポイント:自社サイトに「診断」導線を作り、合う商品と使い方へ案内→CRMに繋ぐ。言葉は「効く」より「合う」。
化粧品
ポーラ、気づかない心身の状態を「見える化」する新体験
ポーラが、自分では気づけない自律神経や心身の状態を可視化する「リセンススキャン」を起点に、新しい顧客体験を提示。測って見せること自体が、来店や関心の理由になる。出典:週刊粧業(6.24)
山口の視点クリームチームマーケティング代表
これもロレアル・アイスタイルと同じ「見える化」の流れです。数字で自分の状態が見えると、人は納得して続けてくれます。高価な測定機がなくても大丈夫。肌チェックや簡単な質問で「いまのあなたの状態」を見せるだけでも、最初の納得と、その後の継続の両方が強くなります。「効きます」と押すのではなく「こんな状態なんだ」という気づきを届ける。煽らずに人を動かせる、王道のやり方です。
ポイント:高価な機器がなくても「見える化」はできる。気づきを届けて、納得と継続をつくる。
化粧品
マツキヨ、「安いから」でなく「良いから」へPBを刷新
マツキヨココカラが、自社ブランド(PB)「matsukiyo」の10周年を機に、ビジョン「Go for WOW!」を掲げて全面的に作り直し。価格の安さ訴求から、価値で選ばれる方向へ切り替える。出典:週刊粧業(6.23)
マツキヨココカラ&カンパニーは、PB「matsukiyo」の誕生10周年を機に、新たなブランドビジョン「Go for WOW!」を掲げて全面的なリブランディングに着手している。— 週刊粧業オンライン
山口の視点クリームチームマーケティング代表
安さが売りのはずのお店ブランドですら、「安いから」ではなく「良いから」で選ばれる方向に動き始めました。これはD2Cに追い風です。値段で殴り合うのではなく、「なぜこれなのか」という理由と体験で選ばれる時代。自社の「他とどう違うか=選ばれる理由」が、商品パッケージや販売ページにちゃんと書けているか、もう一度見直したいところです。
ポイント:値段ではなく「選ばれる理由」で勝つ。それがページに書けているか点検。
健康食品
フジ日本、腸活サプリ「Inulina pure」を発売(スティックで手軽)
創業77年の砂糖メーカー・フジ日本が、5つの機能性をうたう次世代の腸活サプリを6月23日に発売。粉末をスティック1本で手軽に飲める形にしたのが特徴。出典:@Press(6.17)
山口の視点クリームチームマーケティング代表
サプリは「続けてもらえるか」が勝負です。粒が飲みにくい、用意が面倒、だとすぐにやめられてしまいます。スティックやグミのように「続けやすい形」にするのは、解約(定期購入をやめること)を減らす立派な工夫です。中身の良さと同じくらい、「毎日続けやすいか」を設計しましょう。続けてもらえれば、売上は安定します。
ポイント:続けやすい形にする=解約を減らす工夫。中身と同じくらい「続けやすさ」が大事。
健康食品
消費者庁、サプリの「定義」と製造品質管理(GMP)義務化へ中間とりまとめ案
これまで法的定義のなかったサプリメントを「栄養摂取や生理機能の調節を補助する食品」などと定義づけ、原則として製造管理(GMP)を義務化する一方、グミ・ゼリーなど菓子と同じ工場で作る形状は当面GMP義務の対象から除外する、という中間とりまとめ案を消費者庁の部会が大筋了承。2024年の紅麹事案を受けた動き。出典:食品と開発
山口の視点クリームチームマーケティング代表
業界全体の「ちゃんと作る」基準が一段上がる動きです。これは大手だけの話ではありません。これからは、製造体制がしっかりしていること自体が、お客様に選ばれ・続けてもらう前提になります。小さなブランドこそ、製造を委託しているメーカーの品質管理(GMP対応)を確認し、その安心感を同梱物やページで"見せる"準備を今から始めたい。煽らず「安心して続けられる理由」として打ち出すのが効きます。
ポイント:業界の品質ルールが上がる。製造の安心を"見せる"ことが、信頼と継続の前提に。
健康食品
大阪ソーダ、「植物性乳酸菌OS-1010」が機能性表示食品として届出受理(肌の弾力維持)
大阪ソーダが、肌の乾燥が気になる方の「肌の弾力維持」をサポートする植物性乳酸菌「OS-1010」を機能性表示食品として届出。乳酸菌×肌の弾力維持の届出公開は日本初(同社調べ)。飲んで肌をケアする"インナービューティー"の動き。出典:健康美容EXPO(6.25)
山口の視点クリームチームマーケティング代表
「飲んで肌をケアする」健康食品(インナービューティー)が広がっています。化粧品と健康食品の境目がなくなりつつあり、「肌の悩み」を入口にすれば、外側のスキンケアと内側のサプリを両方すすめられます。診断やカウンセリングで肌の悩みを起点にして、外と内の両方へ自然につなぐ設計が効きます。ただし健康食品も法律(景品表示法・機能性表示)の範囲内で、届け出た表現にとどめるのが大前提です。
ポイント:飲んで肌ケア=化粧品と健康食品の橋渡し。肌悩みを入口に、外側(化粧品)と内側(サプリ)の両方へ。